高カロリーな食事や高脂肪の食事には十分な注意が必要です。食事は栄養バランスの整った適切な食事を与えるようにし、運動不足になってしまわないよう毎日の適度な運動が必要です。 胆泥症は症状がないまま経過してしまうことが多いため、定期的な健康診断を受けることが最も効果的な予防法なのではないかと思います。 また、胆泥症の原因となってしまう疾患の早期発見と早期治療も有効的です。 まとめ 胆泥症を予防するために必要なことは、適切な食事と適度な運動です。 適切な食事を与えられず高カロリーで高脂肪な食事ばかりを食べ、ほとんど運動することもなく過ごしているという犬もおり、肥満である犬がとても増えています。 犬の生活習慣病も食生活や生活習慣の改善が大切ですし、若々しさと長生きにも繋がると思います。年に1回の健康診断を心がけてみてはいかがでしょうか。
胆嚢 は「沈黙の臓器」として有名な 肝臓 に代表されるような 症状 の出難い 臓器 のひとつです。 症状 は病気が深刻化しない限り表面化しません。そういう傾向もあるため 胆泥症 は 無症状 のことがほとんどで、 健康診断 や 肝酵素 の上昇があるような場合やその他の理由で行った 腹部超音波検査 の際に偶然に見つかることがしばしばです。 胆泥症 の経過観察中に 胆嚢炎 や 膵炎 、 肝炎 、 腸炎 などが併発するような場合には 元気・食欲 低下、 下痢・嘔吐 、 腹部痛 などの間歇的なさまざまな程度の 消化器症状 がみられることもあります。 >>>胆泥症の診断は? 胆泥症 の診断は 超音波検査 によって行われます。典型的な 胆泥 は画像上で黒く抜けて見える正常な 胆汁 を背景に 胆嚢内 を「半月状や不整形」に占拠するような見え方をするのが特徴です。また、また 超音波プローブ の動きや患者さんの姿勢変化で 胆嚢内 を緩やかに流動して沈殿するような見え方を特徴とします。 (下図で赤い線に囲まれた黒い円が 胆嚢 です。 胆泥 は黄色星印で示しています。) 胆嚢超音波検査 の際には同時に 胆石 や 腫瘤 の有無や 胆嚢粘液嚢腫 との区別を行う必要があります。 胆嚢炎 や 胆管炎 、 膵炎 など、 胆嚢 に隣接する部位に異常を起こしているような場合には検査時に 超音波プローブ による圧迫を嫌がるなど痛みと思われる不快感を訴えることもあるかもしれません。 超音波検査 では 胆泥 が他の病気の 併発症 である可能性も考え、 肝臓 、 胆管 、 十二指腸 を含む 小腸 、さらに 副腎 の評価も同時に行います。 また、 血液検査 での 肝酵素値 の評価や 胆泥 の発生要因となる 高脂血症 、さらに必要であれば 甲状腺機能低下症 、 副腎皮質機能亢進症 の診断を行います。 >>>胆泥症の治療は?
>>>犬の胆泥症(たんでいしょう)とは?
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犬に比較的多く見られる病気「胆泥症(たんでいしょう)」をご存知でしょうか?症状が現われないことが多い病気ですが、重症になると命に関わる危険性もある病気です。 ここでは、犬の胆泥症の原因や治療法、予防法などについてご紹介します。 江野 友紀/認定動物看護士(監修:加藤 みゆき/獣医師) 犬の胆泥症はどんな病気? 脂肪の消化・吸収に重要な役割を果たす胆汁は、肝臓で作られた後に胆のうにストックされます。食事をするたびに胆のうは収縮し、貯まっていた胆汁は総胆管という管を通って十二指腸に放出されます。 胆泥症は、本来サラサラの液状である胆汁が、胆のうの中で濃縮されることによって泥状になり、胆のうから出てこなくなってしまう状態を言います。 胆泥症の症状 症状が軽度の場合には目立った症状が現れず、胆泥以外は健康体であることが多いようです。定期健診などの超音波検査で偶発的に発見されることもあります。 胆嚢から出た胆汁が総胆管に詰まるような場合には食欲不振、発熱、嘔吐、腹痛、黄疸などの症状が現れます。総胆管が完全に閉塞するような重症なケースでは、胆のうや胆管が破裂し腹膜炎を発症することもあります。 他の犬や人にうつる?
06. 25 いいなと思ったらシェア
胆泥症ってどんな病気なの?