絵画ファンの皆さま、こんにちは! 今日は ポスト印象派の画家 ポール・セザンヌ についてのお話です。 セザンヌ は画家人生の中で様々な作風の絵を描きました。 りんごを描いた静物画、肖像画、風景画・・・ どのジャンルの作品も描き残しました。 色々な作品をご紹介したいのですが、今日はその中でも セザンヌの描いた"サント=ヴィクトワール山" にスポットを当ててみていきたいと思います。 フランスの最南端の町エクス=アン=プロヴァンスの郊外にある山サント=ヴィクトワール。 全長18km以上の石灰岩の山で、標高1011mの山です。 セザンヌ は1870年頃にこの付近に住んでいたため、風景画にこの山を何度も取り入れて描きました。 そして1880年代半ば以降は、本格的にこの山をモチーフに作品を描きました。 ポール・セザンヌ 【 サン・ヴィクトワール山 】 制作年:1887年頃 原画サイズ:67×92cm 所蔵:コートールド・ギャラリー ポール・セザンヌ 【 セント・ヴィクトワール山 】 制作年:1904年 原画サイズ:73×91cm 所蔵:フィラデルフィア美術館 ポール・セザンヌ 【 サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め 】 制作年:1905年 所蔵:プーシキン美術館 ポール・セザンヌ 【サント・ヴィクトワール山と大きな松の木】 制作年;1885-87年頃 原画サイズ;66. 8×92. 3cm 所蔵:コートールド・コレクション いかがでしたでしょうか? 同じ山を描いたものでも、作品によって雰囲気が全く違いますよね。 セザンヌは水彩画で約40点、油絵で約40点ほどこのサント・ヴィクトワール山を描いています。 セザンヌにとって何枚描いても魅力的なテーマだったのでしょうね。 ☆o。:・;;. 。:*・☆o。:・;;. 。:* あなたの手の届くところに、肉筆複製画《アート名画館》 アート名画館 楽天店 Yahoo店 Facebookページできました! ☆o。:・;;. 。:*
サント・ヴィクトワール山 サント・ヴィクトワール山 プロヴァンス 最高地点 標高 1, 011 m (3, 317 ft) 座標 北緯43度32分21秒 東経5度38分43秒 / 北緯43. 53917度 東経5. 64528度 座標: 北緯43度32分21秒 東経5度38分43秒 / 北緯43.
年代:1900年頃 製法:油彩、カンヴァス セザンヌは晩年、南フランスのエクス・アン・プロヴァンスに住んでいたが、繰り返しサント=ヴィクトワール山の見える丘に登って、この山を何回も描いた。 その描き方は、初め薄い青色を塗り、そのあとへ様々な色をばらばらに置き、それらをだんだん濃くしていくと、隣の色との境目がはっきりしてきて形体ができるというものである。この作品でも筆触を重ねながら色の調子を整えて、山や樹木を描いていく道筋がわかる。 スポンサードリンク
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ポール・セザンヌ 作品解説 「サント=ヴィクトワール山」のタイトルでセザンヌは約60点もの作品を描いていますが、この作品は彼の晩年に描かれたものです。セザンヌの晩年の作品はのびやかな筆使いが特徴的で、筆のラインを長方形と正方形のモザイクのように扱っており、抽象的な作風で描かれています。この作品では、色面を用いて同じ要素がそこにあることを示唆するという手法が用いられており、背景のサント=ヴィクトワール山以外の要素にはほとんど輪郭がありません。それにもかかわらず、赤い屋根の民家が点在している緑豊かな山の麓の美しい様子が作品から見て取れます。 制作年 1902年 - 1904年 素材/技法 キャンバスに油彩 制作場所 エクス=アン=プロヴァンス 所蔵美術館