入荷お知らせメール配信 入荷お知らせメールの設定を行いました。 入荷お知らせメールは、マイリストに登録されている作品の続刊が入荷された際に届きます。 ※入荷お知らせメールが不要な場合は コチラ からメール配信設定を行ってください。 ▼第1話/サンタの赤は血の色地獄▼第2話/運命は、英語で言うとデスティニー▼第3話/状況説明とメイド服の構造に関する考察▼第4話/三千院ナギと秘密の部屋▼第5話/たとえニュータイプになろうとも、口は災いの元▼第6話/良い子は色々マネすんな!! いや、悪い子でも大人でもダメ、ゼッタイ!!▼第7話/世界の中心で別に愛は叫ばねーけどなんつーかヒエラルキーの頂点に君臨する獣▼第8話/ネコミミ・モードで地獄行き▼第9話/その花園に咲きほこる弟切草の花言葉は復讐●主な登場人物/綾崎ハヤテ(一億五千万円の借金持ち。16歳。不幸さ加減なら誰にも負けない自信あり)、三千院ナギ(超お金持ち・三千院家の一人娘。13歳。ハヤテに愛の告白をされたと思い込む)●あらすじ/夢見がちで定職に就かない父親、博打好きな母親のもと、自転車便のバイトで家計を支えるハヤテ少年。だが規定以下の年齢で働いていることがばれ、クビを言い渡されてしまう。しかも家に帰ると、両親は1億5千万円の借用書を残して逃亡していた。借金取りに追われる身となったハヤテは、一時の迷いから、通りすがりの少女を誘拐しようとするが…!?(第1話)●本巻の特徴/親の作った多額の借金を背負う主人公・綾崎ハヤテ。誘拐するつもりで声を掛けた大富豪のお嬢さま・三千院ナギに、愛の告白をされたとカン違いされ、あれよあれよという間に三千院家の執事に! 愛と流血の執事ライフコメディー、ついに単行本化! !●その他の登場人物/マリア(三千院家のメイド。美人で面倒見のいい17歳)、クラウス(本名・倉臼征史郎。三千院家の執事長を務める58歳)、タマ(ナギにアフリカで拾われたホワイトタイガー猫) (※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
なんか忘れているような……) 頭のなかで何かが引っかかっている。 大事な事があった筈なのだ。約数分、ボーっとしているとようやく頭覚めてきたのか 「俺の試験はどうなったァァァ!」 ガバッと起き上がり、即座にテルは部屋を飛び出した。 廊下を駆けて行くその速さはまるで加速装置の付いた島村ジョー。 彼が向かうのはある人物の部屋だ。 (ゼェ…ゼェ…ここかァァァ! ) 息を切らしながら扉の取ってに手を掛ける。 テルが疲れているのは屋敷の中で迷ったためだ。 真っ直ぐ来たつもりなのだが 「マリアさァァァん! 」 力一杯扉を開く。 テルの目の中にはマリアがいた。 いたのだが…… 「………」 テルの目に映ったマリアは着替えようと服に手を掛けている時だった。 若干首から肩の白い肌が露わになっていた。 マリアは先ほど、部屋に戻り、テルの作ったカオス料理の臭いが気になった為着替えをしていたのだ。 「………」 二人はまるで鉄の塊、ア○トロンをかけたのごとく硬直。 しかしやがてテルが口を開いた。 「こんにちわ、サンタクロースだよ~(裏声)」 その瞬間、マリアは近くにあったコナン像を掴みオーバースローでテルに向けて投擲。茂野吾郎も顔負けのジャイロボールと化したコナン像は放物線を描く事無く、テルの顔面にガツンと直径20センチ位の鉄塊が直撃した。 「ぐほっ!」 コナン像の威力に圧倒されテルは床を転がる。 マリアは顔を真っ赤にさせてどこからかリモコンを取り出し、赤いボタンを押した。 ゴゥン…ゴゥン 「あ?」 突如、真上から聞こえる機械音にテルは上を見上げる。 そこにはテルよりも遥かに大きい鉄の塊が吊されていた。 「三千院家はいつからカラクリ屋敷に?」 そんな事お構いなしに吊されていた塊がテルを目掛け落下した。 「ギャアアアア!! 」 その時三千院家を揺るがす轟音が叫び声と共に響いた。 ─そして少し落ち着いた後。 「いや、あのホント…スンマセンでした」 頭に巨大なタンコブを作り、鼻から血を出しているテルはマリアの前で正座をしながらひたすら謝罪。 「俺もその…久しぶりの登場だったんでちょっと調子乗ってましたスンマセンでした」 マリアはニコニコ笑いながら一本の脇差しを取り出し 「テル君、ゴメンで済むならこの世に警察と切腹なんて存在しませんわ」 白刃をテルに見せ付けた。 笑顔の下で激しい怒りが感じられる。 「あの…合格とか全く知らなかったんで、取り敢えずジャンクにするのは止めてくれませんか?」 「いや、ジャンクってなんですか?」 マリアはテルに突っ込みながらも白刃を鞘に納め、フゥと溜め息をつく。 「まぁそれはそうとして、テル君はケータイ持ってないですよね?」 「まあ、多分……」 (あれ、あんま怒ってない?)
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【緊急特報】ハヤテのごとく!あと6話で終わり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています 1 : 転載ダメ :2017/03/03(金) 16:08:38. 79 終わるの 鬼ヲ辿リテ幾星霜 電波教師 ハヤテのごとく! 2 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:08:54. 78 こマ? 3 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:09:13. 66 電波教師終わるんか アニメ見てたで 4 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:09:18. 53 全51~52巻ってところか 5 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:09:19. 94 サンデーもやっと本気出したか 6 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:10:03. 88 >>3 イモウットの声だけはNG 7 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:10:18. 72 異次元ものになったんか? 8 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:10:28. 74 ID:5wJOJA/ 今どうなってんの? 9 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:10:36. 99 最近はおもろい 10 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:10:53. 88 全盛期から10年になるのか 11 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:11:08. 84 ID:WYF/ 姫神って前の執事やっけ 12 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:11:34. 61 もう何やってるか何の漫画か分からんくなった時点で切った 13 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:11:38. 74 ヒナギクをこすれ😡 14 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:11:51. 77 クソみたいな同人編から盛り返したと思ったらクソみたいなシシリアスを始める無能 15 : 風吹けば名無し@\(^o^)/ :2017/03/03(金) 16:12:14.
なに? 今アドレス1000人も登録できんの?」 1000という数に惹かれたテルは自分のクリアレッドのケータイをいじくる。 しかし改めて考えてみると (アレ? 俺登録できんの一人もいねぇじゃん……) テルはガクッと肩を落とした。 あの不幸なハヤテでさえも学校に通っていた時代があり、友達も少なからず居ただろう しかし、テルは友達はおろか学校に行っていた記憶もなく、ハッキリ言って友達の顔や遊んだことを知らないテルにとってかなりキツい状況である。 (いや待て、ポジティブに考えてみよう……ケータイはメールしたり遊んだりして楽しむ為のじゃなくて電話をするための物だ! ってアレ? アドレスや番号なきゃ連絡もできねぇじゃねぇか……) とぼとぼと重い足取りで家電製品店を後にした。 (そういえば朝と昼のメシを食ってないな) 数分歩いてテルはかなりの空腹感を感じていた。 考えてみれば昨日の朝と夜、そして今日の朝と昼は見事にご飯を抜かしていた。 育ち盛りの16歳には胃袋が限界だった。 (どこかで食うか? ジジィのラーメンに行ってもいいが……) テルは追い出されたラーメン屋を思い出し、その方角を見つめる。 今は昼時だから結構混んでいることだろう。 「……めんどいからいいや」 色々考えた結果、そう呟くとラーメン屋の方角とは逆に歩き出し、更にラーメン屋から離れていった。 何分歩いただろうか、もう昼は過ぎただろうテルの胃袋は限界だった。 「ヤバい、もうムリ……死にたいんだけど」 もういっそのこと楽にしてくれという感じで目を泳がせ、足取りをフラフラとさせている。 「大体、ハヤテと全く会わなかったじゃねぇか、アイツどこほっつき歩いてんだよ? なぁ、オジサン」 「いや、知らねーよ」 テルに突然と話し掛けられたサラリーマンはナンダこいつはといった感じで返すがテルは続ける。 「いや、別にアイツが心配じゃねーんだけどさ、アイツはどっちかというとツッコミじゃん? ボケもいけるけどさ。ツッコミがいなきゃこの小説成立しねーんだけど……」 「だから知らねーつってんだろーが! 見ず知らずのサラリーマンにそういう事聞いてる時点で成立してねーんだよ!」 「今度アイツにメシ奢らせるか……」 「って聞いてねーし……」 サラリーマンの話をスルーしてテルただひたすらに歩きつづけた。 その後サラリーマンが会社に遅れてしまったのはまた別の話。 「ん?」 ふと立ち止まる。 空腹感とハヤテに何を奢らせるか考えていたからかテルはそれが自分の目に映るまで気付かなかった。 白い壁でできた巨大な施設にその施設の前に広がるグランド。そして侵入を許さないという金網が張られている。 「ここは……学…校か…」 その校門や風景を見てテルはボーっとしながら呟いた。 ─都立潮見高校。 綾崎 ハヤテが執事になる前に過去に通っていた高校である。 (学校……か。俺もちゃんと学校に行っていたのだろうか?)