なぜ男はおっぱいが好きなの?【女性の胸の秘密】 - YouTube
2020年11月現在、年収106万円で扶養を外れるのは原則として正社員500人超の企業で働く場合になります。企業規模については、順次改定されて2024年10月には正社員50人超まで範囲が狭められることが決まっています。 ということは、Aさんが扶養内にこだわるのであれば、50人以下の企業にパート先を変えることも一つの解決策と言えます。そうすれば年収130万円までは扶養内で働けるというおまけもついてきます。 しかし、今の職場は居心地がよくて人間関係にもストレスがないので、職場を変えるのは最終手段にしたいとのことでした。確かに職場の居心地も働く上では重要ポイントですから、他の方法も考える必要があります。 出発点に戻り確認したことは「扶養でいられる期間」についてです。58歳の夫は定年まであと2年、その後雇用継続になるとのことですが63歳まで確実に働かれるのでしょうか? というのもAさんは、60歳まで国民年金に加入する必要があり、つまり、それには夫があと5年厚生年金に加入していることが前提となります。具体的には夫が63歳まで会社員であればAさんは被扶養者として保険料の負担なく国民年金に加入できるのです。 夫の雇用継続は1年ごとの契約ということですから、仮に63歳前に退職をすればAさん自身で保険料を支払うことになります。夫にいつまで働くか確認すると、わからないとのことでした。 夫の先輩たちをみていると65歳前に契約更新をしないで辞めてしまったケースも少なからずあるので、その時になってみないとわからないというのです。 「損して得とる」の考え方もできるかも? たしかにAさんの夫にしてみれば、数年先のことなんか確約できない、という思いもあるのでしょう。新型コロナ禍で働き方も含めて社会が激変するのを目のあたりにするとこれからどうなっていくか不透明と感じるのはごく自然なことです。 夫が何歳まで働くかにやきもきするくらいであれば、Aさんが今の職場で働き続けた場合の損得勘定を考えてみればよいのです。 まずは社会保険料の負担についてです。年収106万円で約15. 8万円(年間)の支払いと前述しましたが、夫が会社を辞めた場合には否応なく負担することになります。 仮に年収105万円で勤務先の社会保険に加入せずに国民年金と国民健康保険の保険料を支払うと約25万4000円(年間、令和2年度・東京都での試算)になるのですから、勤務先で加入しておけば年間約10万円の負担減と考えることもできます。 さらに、勤務先の健康保険には所得補償として利用できる傷病手当金もあります。これは国民健康保険にはない補償です。また、厚生年金に加入することで老後の厚生年金受給額を増やすことも可能です。年収106万円で65歳まで10年間働いた場合には年間約5万8000円のプラス効果があります。 女性の平均寿命87歳まで受け取った場合には約127万6000円ですからそれなりの金額になります。Aさんが確実に扶養でいられる期間は夫が60歳までの2年間と考えると、来年から扶養を外れて勤務先の社会保険に加入したとしても損ではないかもしれません。 逆に厚生年金の受給額アップなどプラス面があることは将来の得でもあるからです。ここまででAさんの気持ちはほぼ固まったようです。